おおたかの森(市野谷(いちのや)の森)

イメージ 1

イメージ 2

2月から柏に引っ越してきてすんでいるが、電車で会社へ行くときはツクバエキスプレス(通称TX)を使います。乗り換える駅は“流山おおたかの森”という名前がついている。
計画当初は付近に生息していた大鷹と人間が共存できる地域を、という理念で名前がついたのだそうだ。
これを初めて聞いたときはなんかうれしくなったんですが、だんだん調べていくうちにだんだん憂鬱になってきた。というのも事実はどうやら反対で、かつては千葉の軽井沢と呼ばれていたこの地域にあった“市野谷の森”はもう半分も残っていないそうだ。
ネットには、

おおたかの森とは、当駅からみて西方にあるおよそ50haの森林・通称「市野谷の森」のことであり、絶滅危惧種であるオオタカが生息することから、駅名の一部に採用された。 しかし、名前を付けておきながら、バブル前後のスプロール的開発や「一体化法」に基づくTX沿線開発により、森は半分以上が伐採され、2005年3月現在20ha強にまで減少している。その影響のためか、プラットホームや線路内にオオタカが迷い込んでくる事があったりもする。 それでも、宅地化が進んだ流山市南部(そして千葉県東葛飾地域)にあって大変貴重な森林である事に変わりはなく、地元住民や一部自然保護団体は、市野谷の森を通る区間は地下方式で建設することを求めていた。結果として鉄道は高架となったものの関係者が「保全計画」を策定し、一帯を日本初の都市保全林「県立市野谷の森公園」として整備して駅周辺の里山もある程度残していくこととなった。

とあった。

なんだか、こうなると“おおたかの森”という駅名自体皮肉に聞こえてくる。
自分もここに住んでいて開発で恩恵を受けているとはいえ、こんな都心の近くにまだつい5,6年前まで大鷹が生息していた貴重な場所がもうないと思うと、駅名を見る度、寂しい気持ちになる自分はおかしいでしょうか??

これは、あの有明海の水門問題、千葉の三番瀬問題等と同じくらい大事な事のような気がする。

もっと心配なのは、この問題をネットで検索しても最新の情報の更新からもう数年経っている…、
保全活動はどうなっているんだろう??別に僕はグリーンピースは好きくないけど、この問題は気になります。